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赤の飽和2(赤いバラ)
- 2008/11/23(Sun) -
赤の飽和について、その2。
(前回の記事は、これ。)

今回も同じ大船フラワーセンターにて。
今度は、マルバデイコよりも立体的で、質感の感じられる、赤いバラを被写体に。イングリットウェイブルという品種のバラのようです。順光で、抜けるような青空でした。

前回反省したとおり、今回は露出補正しながら(実際には、シャッタースピードを徐々に早くしながら)撮影して、どんな風になるのか確かめてみました。

作例1は、プログラムオートでSX10が「これがベスト」と判断したパラメータで撮影。実際の撮影はマニュアルで行いましたが。作例2〜は、1/3ずつ露出アンダーになるようにシャッター速度を調整しながら撮りました。


作例1と2は、AT-Imageのヒストグラムで解析してみると、赤が飽和しています。自分の目で見ても、ぺったりと塗ったように階調の失われた部分があります。
作例3(露出補正 -2/3)〜は、飽和はなくなっています。アンダー気味なので、背景の青空は暗くなってますね。

バラは複雑な形をしているので、作例1や2についても、階調の残っている部分はあります。明るさ、鮮やかさを求めるなら、ちょっと赤が飽和していても、作例2が見栄えがいいような気がします。

私は勘違いをしていたのかもしれませんが、「赤の飽和」というのは、絶対に避けなければならない失敗のことではなくて、単に「赤い光は波長が長いので飽和しやすい」という傾向のことなんですよね。実際に人間の目で見たときも、明るい日差しの下では階調が飛んでしまうこともあり、飽和しているから真実と違う、美しくない、ということはなく。
写真を美しく表現する、またそれを踏まえて「レタッチするときに階調が残ってないと厳しい」ということを考えたときに、「赤は飽和しやすい」傾向を意識することに意味があるのであって、「赤を飽和させてはいけない」ではないんですね。

・・・とはいえ、やはりペッタリと塗ったようにするのは簡単でも、微妙な階調を残すのは難しいので、基本は飽和しないように気をつければいいかな?


設定は全て、
撮影モード:マニュアル / マイカラーモード:切 / Av (絞り数値):8.0 / 測光方式:評価測光 / ISO感度:80 / 焦点距離:35.6 mm / ホワイトバランス:蛍光灯
です。露出補正が-1/3ずつになるようにシャッター速度を変えながら撮影しています。(素直に露出優先オートで撮れば良かったんですが)


■作例1:Tv (シャッター速度):1/80
色鮮やかですが、所々、赤が飽和して絵みたいになっています。
IMG_3233
IMG_3233


■作例2:Tv (シャッター速度):1/100
パっと見、キレイなのはこれですかね。
IMG_3234
IMG_3234


■作例3:Tv (シャッター速度):1/125
赤の飽和は回避している様子。バラらしい、シックな感じになっています。
IMG_3235
IMG_3235


■作例4:Tv (シャッター速度):1/160
これ以下は、空が暗くなってしまって、逆にリアルじゃないですね。
IMG_3236
IMG_3236


■作例5:Tv (シャッター速度):1/200
IMG_3237
IMG_3237

■作例6:Tv (シャッター速度):1/250
IMG_3238
IMG_3238

■作例7:Tv (シャッター速度):1/320
IMG_3239
IMG_3239

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